クラウドエンジニアにおすすめの資格は?AWS・Azure・Linux・ネットワーク資格を経験別に解説

クラウドエンジニアについて調べていると、
「クラウドエンジニアになるには資格が必要?」
「AWSの資格を取るなら、どれから始めればいい?」
「インフラ経験はあるけれど、クラウドへ進むには何を勉強すればいい?」
「AWSの実務経験がある場合、次に取る資格は?」
と迷う方もいるのではないでしょうか。
クラウドエンジニアになるために、必ず取得しなければならない資格があるわけではありません。
一方、クラウドエンジニアの仕事には、AWSやMicrosoft Azureなどのクラウドサービスだけでなく、Linux、ネットワーク、セキュリティ、監視・運用など幅広い知識が関わります。
資格学習を利用することで、こうした知識を体系的に整理することができます。
ただし、現在の経験によって、優先して学びたい内容は異なります。
ITそのものを初めて学ぶ方と、オンプレミスのサーバーやネットワークを経験してきた方では、同じ資格から始める必要はありません。
すでにAWSなどのクラウド実務経験がある方であれば、基礎資格を順番に取得するよりも、設計、運用、自動化、セキュリティなど、自分が今後深めたい領域から資格を選ぶ方法もあります。
この記事では、クラウドエンジニアに活かせる資格と、その選び方を経験別に解説します。
ITエンジニアの資格全体について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【2026年度最新】ITエンジニア資格ロードマップ|キャリアパスに合わせた35の資格を解説
- 経験別|自分に合った資格から確認したい方へ
- クラウドエンジニアとは?
- クラウドエンジニアになるために資格は必要?
- クラウドエンジニアに活かせる主な資格
- IT未経験からクラウドエンジニアを目指す場合
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- LinuC レベル1
- CCNA
- AWS Certified Cloud Practitioner
- インフラ経験をクラウドへ広げたい場合
- AWS Certified Solutions Architect - Associate
- AWS Certified CloudOps Engineer - Associate
- Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
- これまでのインフラ経験はクラウドでも活かせる
- AWS・クラウドの実務経験がある場合
- AWS Certified Solutions Architect - Professional
- AWS Certified DevOps Engineer - Professional
- AWS Certified Security - Specialty
- 実務経験者は「資格を取ること」自体を目的にしない
- AWSだけでなくAzure資格も選択肢になる
- Microsoft Certified: Azure Fundamentals
- Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
- AWS資格だけ取ればクラウドエンジニアになれる?
- 資格取得とあわせてクラウドを実際に触ってみる
- 資格取得後のクラウドエンジニアのキャリア
- FAQ|クラウドエンジニアの資格についてよくある質問
- クラウドエンジニアに資格は必須ですか?
- IT未経験ならAWSのどの資格から始めればいいですか?
- インフラ経験がある場合もCloud Practitionerから受ける必要がありますか?
- AWS資格とCCNAならどちらを先に取るべきですか?
- AWSとAzureの資格は両方必要ですか?
- AWSの実務経験者はどの資格を選べばいいですか?
- ナレッジビーンズとクラウド・インフラエンジニア
- まとめ|クラウドエンジニアの資格は「現在の経験」と「目指す仕事」で選ぶ
経験別|自分に合った資格から確認したい方へ
現在の経験に近い項目から確認できます。
資格そのものの特徴を比較したい方は、このまま順番に読み進めてください。
クラウドエンジニアとは?
クラウドエンジニアとは、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのクラウドサービスを利用して、システムを動かすための環境を設計・構築・運用するエンジニアです。
たとえば、クラウド上にサーバーを用意したり、システム同士を接続するネットワークを構築したり、データを保存するストレージを設定したりします。
クラウド環境をつくるだけではありません。
必要な人だけがシステムへアクセスできるように権限を設定したり、システムに異常がないか監視したり、障害に備えてバックアップや復旧方法を用意したりすることもあります。
利用状況に応じて、性能や構成、コストを見直すこともクラウドエンジニアの仕事です。
そのため、クラウドサービスそのものの知識に加えて、
- サーバー・Linux
- ネットワーク
- セキュリティ
- 監視・運用
- データベース
- 自動化
など、ITインフラ全体の知識が関わってきます。
クラウドエンジニアは、インフラエンジニアの中でも、特にクラウド環境を中心に扱う職種と考えるとわかりやすいでしょう。
クラウドエンジニアになるために資格は必要?
クラウドエンジニアとして働くために、法律上必要な資格や、必ず取得しなければならない資格はありません。
資格を持っていなくても、クラウド環境の設計・構築・運用に必要な知識や経験があれば、クラウドエンジニアとして働くことはできます。
一方、資格には学習範囲が整理されているため、クラウドやインフラについて「何を学べばよいかわからない」という場合には、知識を体系的に身につけるための目安になります。
未経験者にとっては、自分が学んできた内容を伝える材料の一つにもなります。
経験者の場合は、これまで実務で身につけてきた知識を整理したり、今後担当したい技術領域へ学習範囲を広げたりする目的でも資格を活用できます。
ただし、資格を取得したことと、実際にクラウド環境を設計・構築・運用できることは同じではありません。
資格学習とあわせて実際のクラウド環境を操作し、設定した内容がどのように動くのかを確認することも大切です。
クラウドエンジニアに活かせる主な資格
クラウドエンジニアを目指す際に候補となる資格を整理すると、次のようになります。
| 資格 | 主に学べること | 向いている段階 |
|---|---|---|
| ITパスポート | IT全体、ネットワーク、セキュリティ、経営 | ITを初めて学ぶ |
| 基本情報技術者試験 | IT全体、ネットワーク、DB、セキュリティ、開発 | ITの基礎を深める |
| LinuC レベル1 | Linux、サーバー、システム管理 | サーバー・Linuxを学ぶ |
| CCNA | ネットワーク、IP、ルーティング、セキュリティ、自動化 | ネットワークを学ぶ |
| AWS Certified Cloud Practitioner | AWS・クラウドの基礎 | AWSを初めて学ぶ |
| AWS Certified Solutions Architect - Associate | AWSを使ったシステム設計 | AWSの設計知識を深める |
| AWS Certified CloudOps Engineer - Associate | AWSの運用、監視、保守、セキュリティ | クラウド運用を深める |
| AWS Certified Solutions Architect - Professional | 複雑なAWS環境の設計・最適化 | AWS設計の実務経験がある |
| AWS Certified DevOps Engineer - Professional | AWSの運用、自動化、CI/CD、監視 | AWS運用・DevOps経験がある |
| AWS Certified Security - Specialty | AWS環境のセキュリティ | クラウドセキュリティを深める |
| Microsoft Certified: Azure Fundamentals | Azure・クラウドの基礎 | Azureを初めて学ぶ |
| Microsoft Certified: Azure Administrator Associate | Azureの構築、管理、監視 | Azureの実務知識を深める |
すべての資格を取得する必要はありません。
「今の自分に足りない知識は何か」「今後どのような仕事を担当したいか」から逆算して選ぶことが大切です。
IT未経験からクラウドエンジニアを目指す場合
IT業界そのものが初めての場合は、いきなりAWSのサービス名を覚えるよりも、まずITシステムがどのような仕組みで動いているのかを理解するところから始めると、その後のクラウド学習を進めやすくなります。
一つの例として、
ITの基礎
↓
Linux・ネットワーク
↓
AWSやAzure
という順番で学ぶ方法があります。
ただし、ここに挙げる資格をすべて取得してからクラウドを学ばなければならないわけではありません。
ITパスポート
ITについてほとんど知識がない場合は、ITパスポートの学習から始める方法があります。
ITパスポートでは、コンピューター、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、IT全体の基本を幅広く学びます。
クラウドエンジニアに特化した資格ではありませんが、「サーバーとは何か」「ネットワークとは何か」といった周辺知識を含め、ITの全体像を理解する入口として利用できます。
【エンジニア資格図鑑】ITパスポートとは?難易度・勉強時間・取得メリット・キャリアへの活かし方を解説
基本情報技術者試験
ITの基礎をもう一段深く理解したい場合は、基本情報技術者試験も候補になります。
コンピューター、ネットワーク、データベース、セキュリティ、アルゴリズム、システム開発などを幅広く学ぶため、クラウドだけに偏らず、ITエンジニアに共通する知識を整理できます。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【エンジニア資格図鑑】基本情報技術者試験とは?難易度・勉強時間・取得メリット・キャリアへの活かし方を解説
LinuC レベル1
クラウド上のサーバーでもLinuxは広く利用されています。
LinuC レベル1では、Linuxの基本操作やサーバーの運用・管理などを学びます。
ファイル操作、ユーザー管理、アクセス権限、プロセス、ログなどの知識は、AWSやAzure上のサーバーを扱う場合にも役立ちます。
CCNA
クラウド環境でもネットワークの知識は必要です。
AWSやAzure上でも、サーバーを配置するネットワークを設計したり、外部からアクセスできる範囲を設定したり、複数の環境を接続したりします。
CCNAでは、IPアドレス、ルーティング、ネットワークアクセス、セキュリティ、自動化などを体系的に学ぶことができます。
「クラウドの画面上で設定できる」だけでなく、「なぜこの設定が必要なのか」を理解するためにも、ネットワークの基礎は役立ちます。
参考:CCNA|Cisco
AWS Certified Cloud Practitioner
AWSを初めて学ぶ場合の入口として、AWS Certified Cloud Practitionerがあります。
AWSの代表的なサービス、クラウドの基本概念、セキュリティ、責任共有モデル、料金などを幅広く学びます。
AWS公式でも、ITやクラウドの経験がない人がクラウド分野へ進む際の出発点の一つとして案内されています。
参考:AWS Certified Cloud Practitioner|AWS
ただし、Cloud Practitionerを取得しただけで、すぐにAWS環境を設計・構築できるようになるわけではありません。
資格学習と並行して、実際のAWS環境を操作してみることも大切です。
インフラ経験をクラウドへ広げたい場合
オンプレミス環境でサーバーやネットワーク、運用・保守などを経験している場合、これまで身につけた知識をゼロから学び直す必要はありません。
Linux、IPアドレス、DNS、ルーティング、アクセス権限、監視、バックアップ、障害対応など、従来のインフラで使われてきた考え方の多くは、クラウド環境でも活かすことができます。
そのうえで、
「これまで扱ってきたインフラが、AWSやAzureではどのようなサービスとして提供されているのか」
を結びつけて学んでいきます。
すでにITやインフラの基礎を理解している場合は、ITパスポートから順番に資格を取得する必要はありません。
AWSの基礎を確認したい場合はCloud Practitionerを利用できますが、すでに内容を理解できている場合は、Solutions Architect - Associateなどへ進む方法もあります。
AWS Certified Solutions Architect - Associate
AWS Certified Solutions Architect - Associateは、AWSを利用してシステムをどのように設計するかを学ぶ資格です。
AWSの各サービスについて、
- どのような構成にするのか
- 障害にどう備えるのか
- セキュリティをどう確保するのか
- 性能とコストをどう考えるのか
といった視点から学びます。
AWS公式では、AWSサービスを使ったクラウドソリューション設計の実務経験がある人を主な対象としていますが、1〜3年程度のIT経験者がAWS学習の出発点として取得することも可能としています。
インフラ経験をAWSへ広げたい人にとって、これまでの知識とクラウドを結びつけやすい資格の一つです。
参考:AWS Certified Solutions Architect - Associate|AWS
AWS Certified CloudOps Engineer - Associate
運用・監視や保守の経験をクラウドへ広げたい場合は、AWS Certified CloudOps Engineer - Associateも候補になります。
以前の「AWS Certified SysOps Administrator - Associate」が更新された資格で、AWSワークロードのデプロイ、管理、運用を扱います。
監視や保守だけでなく、
- セキュリティ
- ネットワーク
- 事業継続
- コスト・パフォーマンス最適化
なども学習範囲に含まれます。
AWS公式では、AWS上でワークロードをデプロイ・管理・運用した経験が1年程度ある人を対象としています。
そのため、AWS未経験の段階で資格取得だけを急ぐというより、実際にAWSへ触れながら学ぶ方が内容を理解しやすいでしょう。
参考:AWS Certified CloudOps Engineer - Associate|AWS
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
これまでのインフラ経験をAzureへ広げたい場合には、Azure Administrator Associateがあります。
仮想ネットワーク、ストレージ、コンピューティング、ID、セキュリティ、ガバナンスなど、Azure環境の実装・管理・監視を扱います。
Azure Fundamentalsよりも実務寄りの中級資格なので、インフラの基礎知識を持つ人がAzureを学ぶ際の選択肢になります。
参考:Microsoft Certified: Azure Administrator Associate|Microsoft
これまでのインフラ経験はクラウドでも活かせる
クラウドが普及したからといって、これまでのサーバーやネットワークの経験が不要になるわけではありません。
クラウドサービスを利用する場合も、その背景にはコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの考え方があります。
オンプレミス環境で身につけた知識を土台に、
「クラウドではどう実現するのか」
という視点を追加することで、担当できる領域を広げていくことができます。
AWS・クラウドの実務経験がある場合
すでにAWSなどのクラウド環境で設計、構築、運用などを経験している場合は、資格を順番に集めるよりも、今後どの領域を深めたいのかから選ぶ方が実務と結びつきやすくなります。
たとえば、
設計・アーキテクチャを深めたい
→ AWS Certified Solutions Architect - Professional
運用・自動化・DevOpsを深めたい
→ AWS Certified DevOps Engineer - Professional
セキュリティを専門的に学びたい
→ AWS Certified Security - Specialty
といった考え方ができます。
AWS Certified Solutions Architect - Professional
Solutions Architect - Professionalは、AWSを使った複雑なシステムの設計や最適化について、高度な知識を確認する資格です。
複数のシステムやプロジェクトをまたぐ構成、既存環境の改善、クラウド移行なども対象となります。
AWS公式では、AWSサービスを利用したクラウドソリューションの設計・実装について2年以上の経験を持つ人を主な対象としています。
そのため、AWSのサービスを初めて学ぶための資格ではなく、実務で設計経験を積んだ後に、自分の知識を整理・深化するための選択肢と考えるとよいでしょう。
参考:AWS Certified Solutions Architect - Professional|AWS
AWS Certified DevOps Engineer - Professional
クラウド環境の運用、自動化、CI/CDなどを深めたい場合には、AWS Certified DevOps Engineer - Professionalがあります。
AWS上の分散システムについて、
- 継続的デリバリー
- 運用プロセスの自動化
- セキュリティ
- 監視・ログ
- 可用性・スケーラビリティ
などを扱います。
AWS公式では、AWS環境のプロビジョニング、運用、管理について2年以上の経験を持ち、ソフトウェア開発ライフサイクルやプログラミング・スクリプトの経験を持つ人を対象としています。
参考:AWS Certified DevOps Engineer - Professional|AWS
AWS Certified Security - Specialty
クラウドセキュリティの専門性を深めたい場合は、AWS Certified Security - Specialtyも選択肢になります。
AWS環境におけるデータ保護、暗号化、ネットワークセキュリティ、アクセス管理など、高度なセキュリティ知識を扱います。
AWS公式では、セキュリティソリューションの設計・実装経験に加え、AWSワークロードのセキュリティに関する実務経験を持つ人を主な対象としています。
クラウドエンジニアとして経験を積んだ後、セキュリティ領域へ専門性を広げたい人に向いています。
参考:AWS Certified Security - Specialty|AWS
実務経験者は「資格を取ること」自体を目的にしない
クラウドの実務経験がある場合、資格の数が多ければよいとは限りません。
現在担当している業務や、今後関わりたい領域に合わせて、
「設計力を深めたい」
「自動化を強化したい」
「セキュリティに強くなりたい」
など、目的を決めて資格を選ぶ方が、学習内容を実務につなげやすくなります。
AWSだけでなくAzure資格も選択肢になる
クラウドサービスはAWSだけではありません。
Microsoft Azureを利用する企業やシステムもあるため、担当する仕事によってはAzureの知識が必要になります。
Microsoft Certified: Azure Fundamentals
Azure Fundamentalsは、クラウドの基本概念やAzureの代表的なサービスを学ぶ初級資格です。
コンピューティング、ネットワーク、ストレージに加え、Azureの管理やガバナンスなども学習範囲に含まれています。
Microsoftでは、Azureのキャリアを考える際の一般的な出発点として案内されています。
参考:Microsoft Certified: Azure Fundamentals|Microsoft
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
Azure環境について、より実践的な知識を深めたい場合にはAzure Administrator Associateがあります。
仮想ネットワーク、ストレージ、コンピューティング、ID、セキュリティ、ガバナンスなど、Azure環境の実装・管理・監視を扱います。
Microsoftでは中級レベルに位置づけられています。
参考:Microsoft Certified: Azure Administrator Associate|Microsoft
AWSとAzureの資格を両方取得しなければならないわけではありません。
現在扱っているクラウドや、今後担当したい仕事に合わせて選びましょう。
AWS資格だけ取ればクラウドエンジニアになれる?
AWS認定資格を取得することで、AWSやクラウドについて体系的に学ぶことができます。
しかし、資格だけでクラウドエンジニアの仕事に必要なすべての力が身につくわけではありません。
実際の仕事では、
- Linuxサーバーに接続する
- ネットワークを構成する
- アクセス権限を設定する
- 監視やログを確認する
- 障害の原因を調べる
- バックアップや復旧を考える
- 性能やコストを見直す
など、さまざまな知識を組み合わせます。
プロジェクトによっては、Terraformなどを使ってインフラの設定をコードとして管理したり、CI/CDと組み合わせて構築やデプロイを自動化したりすることもあります。
資格で覚えたサービスや機能について、
「実際にはどのような場面で使うのか」
まで考えて学ぶことが大切です。
資格取得とあわせてクラウドを実際に触ってみる
資格の学習を始めたら、可能であれば実際のクラウド環境でも試してみましょう。
たとえばAWSで小さな環境を作り、
- 仮想サーバーを起動する
- Linuxへ接続する
- Webサーバーを動かす
- ネットワークを設定する
- アクセスできる範囲を変更する
- ログや監視情報を確認する
といったことを試すことで、資格で学んだ知識と実際の動きを結びつけることができます。
思ったとおりに動かない場合に、設定やログを確認して原因を調べる経験も重要です。
クラウドサービスでは、利用状況に応じて料金が発生する場合があります。
学習目的で利用するときも、料金体系を確認し、利用していないリソースを停止・削除するなど、コストを管理しながら利用しましょう。
資格取得後のクラウドエンジニアのキャリア
クラウドエンジニアのキャリアは一つではありません。
インフラの運用・保守からクラウド環境の構築へ担当範囲を広げ、さらに設計や要件定義へ進む道があります。
一方で、
- クラウドアーキテクチャ
- セキュリティ
- ネットワーク
- 自動化・DevOps
- 監視・信頼性
- コンテナ
など、特定の技術領域を深めるキャリアもあります。
開発経験を持つエンジニアであれば、クラウドとアプリケーション開発の両方を理解し、開発と運用をつなぐ役割へ進むこともできます。
資格を選ぶときも、
「次にどの資格を取るか」だけではなく、「その知識を使ってどのような仕事をしたいか」
まで考えてみましょう。
エンジニア全体のキャリアについては、以下の記事でも解説しています。
ITエンジニアのキャリアパス完全ガイド|職種×スキル×役職で次の一手が決まる
FAQ|クラウドエンジニアの資格についてよくある質問
クラウドエンジニアに資格は必須ですか?
必須ではありません。
資格がなくても、必要な知識・技術・実務経験があればクラウドエンジニアとして働くことはできます。
一方、資格学習は、現在の知識を整理したり、次に学ぶ内容を明確にしたりする方法の一つです。
IT未経験ならAWSのどの資格から始めればいいですか?
AWSやクラウドについてほとんど知識がない場合は、AWS Certified Cloud Practitionerから学ぶ方法があります。
ただし、クラウドエンジニアを目指すのであれば、AWSだけでなく、Linuxやネットワークなどの基礎もあわせて学ぶことが大切です。
インフラ経験がある場合もCloud Practitionerから受ける必要がありますか?
必ずしも必要ではありません。
すでにサーバーやネットワークなどのIT基礎を理解しており、Cloud Practitionerの学習内容も把握できている場合は、Solutions Architect - Associateなどから学ぶ方法もあります。
資格を順番に取得することよりも、自分に不足している知識を補うことを優先しましょう。
AWS資格とCCNAならどちらを先に取るべきですか?
現在の知識によって異なります。
ネットワークの仕組みに不安がある場合は、CCNAの学習によってIPアドレスやルーティングなどを理解すると、AWS上のネットワークも理解しやすくなります。
すでにネットワークの基礎を理解していて、クラウドを中心に学びたい場合はAWS資格から始める方法もあります。
AWSとAzureの資格は両方必要ですか?
必ずしも両方必要ではありません。
現在利用している、または今後関わりたいクラウドサービスを中心に学びましょう。
一つのクラウドでサーバー、ネットワーク、セキュリティなどの考え方を理解すると、別のクラウドを学ぶ際にも活かせる知識があります。
AWSの実務経験者はどの資格を選べばいいですか?
担当している仕事と今後伸ばしたい領域によって異なります。
設計・アーキテクチャを深めるのであればSolutions Architect系、運用や自動化を深めるのであればCloudOpsやDevOps系、セキュリティを深めるのであればSecurity - Specialtyなどが候補になります。
資格の難易度だけで選ぶのではなく、実務で担当している内容と結びつけて考えることが大切です。
ナレッジビーンズとクラウド・インフラエンジニア
ナレッジビーンズでは、Webシステム、モバイルアプリ、組み込みソフトウェアなどの開発に加えて、クラウド・インフラ領域にも取り組んでいます。
現在は、クラウド・インフラ領域をこれからの会社の強みの一つとして育てていくため、採用にも力を入れています。
クラウドエンジニアとして働くうえで、資格は知識を整理する方法の一つです。
ナレッジビーンズでは、社員が利用できるオンライン図書館にAWS認定資格の学習書籍も用意しており、資格取得を含めた継続的な学習を支援しています。
また、実際の仕事では、AWSなどのクラウドサービスだけでなく、サーバー、ネットワーク、セキュリティなど、これまでのインフラで培われてきた知識も重要です。
これまでインフラエンジニアとして経験を積んできた方が、その経験を活かしながらクラウドへ担当領域を広げていくキャリアもあります。
すでにクラウド実務の経験がある方であれば、設計・自動化・セキュリティなど、自分の専門性をさらに深めていく道もあります。
資格取得そのものをゴールにするのではなく、これまでの経験と新しく学んだ知識を組み合わせながら、担当できる仕事を広げていくことが大切です。
ナレッジビーンズの採用情報については、以下をご覧ください。
まとめ|クラウドエンジニアの資格は「現在の経験」と「目指す仕事」で選ぶ
クラウドエンジニアになるために、必ず必要な資格があるわけではありません。
資格は、自分に必要な知識を体系的に学び、今後のキャリアを考えるための一つの手段です。
IT未経験の場合は、IT全体の仕組みやLinux、ネットワークなどの基礎から学び、その後AWSやAzureへ進む方法があります。
インフラ経験がある場合は、これまで身につけたサーバーやネットワークの知識を土台に、Solutions Architect - Associateなどを通じてクラウド環境の設計・構築へ知識を広げることができます。
すでにクラウド実務経験がある場合は、ProfessionalやSpecialtyなども含め、設計、自動化、セキュリティなど、自分が今後深めたい領域に合わせて選びましょう。
大切なのは、資格の数ではありません。
資格で学んだ知識を実際の仕事やクラウド環境と結びつけ、
なぜこの構成にするのか
なぜこの設定が必要なのか
問題が起きたときにどこを確認するのか
まで考えられるようになることが、クラウドエンジニアとして仕事の幅を広げることにつながります。
少しでもご興味のある方は、まずは採用情報や教育制度、カジュアル面談を確認してみてください。
▼最新情報はこちら